第4回 NISAと投資信託の組み合わせ方(実践編)

NISAの仕組みも分かった。投資信託の選び方も分かった。では実際にどう組み合わせて運用すればいいか。この記事では具体的な実践例を書く。

基本の形はシンプルでいい

結論から言う。つみたて投資枠で毎月オルカンを積み立てる。これだけでいい。難しく考える必要はない。

毎月いくら積み立てるかは家計によって違う。でも最初は無理のない金額から始めることが大事だ。月5000円でも1万円でも、続けることの方が金額より重要だ。

具体的な設定の流れ

①証券口座を開設する

SBI証券か楽天証券で口座を開く。オンラインで申し込みができて、本人確認書類を提出すれば数日で開設できる。

②NISA口座を開設する

証券口座を開設するときに、NISA口座も同時に申し込める。手続きは証券会社のサイトの案内に沿って進めるだけだ。

③積み立てる商品と金額を設定する

つみたて投資枠でeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を選び、毎月の積立金額を設定する。あとは自動で毎月買い付けが続く。設定したら基本的に放置でいい。

成長投資枠はどう使うか

つみたて投資枠に慣れてきたら、成長投資枠も活用できる。使い方は大きく2つある。

ひとつは、つみたて投資枠と同じくオルカンを積み立てる方法だ。年間の投資額を増やしたい場合に有効で、合計で年間360万円まで投資できる。

もうひとつは、別の商品を組み合わせる方法だ。米国株式に集中した「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を成長投資枠で積み立てるという選択もある。ただしこれは好みと判断による。最初はオルカン一本で十分だ。

やってはいけないこと

値下がりしたら売らない

積み立てを続けていると、必ず値下がりする時期が来る。そのときに売ってしまうのが一番もったいない。長期投資の効果は保有し続けることで生まれる。値下がりは安く買えるタイミングだと考える。

毎日値動きを気にしない

毎日価格をチェックしても意味がない。短期的な値動きに一喜一憂すると、余計な判断をしてしまいがちだ。設定したら月に1回確認する程度で十分だ。

一括で大金を突っ込まない

まとまったお金があっても、最初から全額投資するのはリスクが高い。毎月一定額を積み立てる「ドルコスト平均法」の方が、高値掴みのリスクを抑えられる。

子育て世代の現実的な運用イメージ

月2万円を年利5%で20年間積み立てた場合、元本は480万円になる。運用益を含めると800万円を超える計算になる。もちろん実際の利回りは保証されないが、長期積み立ての効果のイメージとして参考にしてほしい。

子どもが生まれたタイミングで始めれば、子どもが成人する頃にはまとまった資産になっている可能性がある。教育費や老後資金の土台として十分機能する。

まとめ

NISAとオルカンの組み合わせはシンプルだ。つみたて投資枠で毎月積み立てて、あとは放置する。値下がりしても売らない。これだけを守れば、長期的に資産を育てられる可能性が高い。

難しく考えなくていい。まず口座を開いて、少額から始めることが一番大事だ。

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